船長で始まって船長で終わる?
2019/9/25 今年はハナダイ・カイワリの爆釣を体験していない。ウイリーでかけて釣るあの釣りだ。なんていうのかなぁ、釣れたじゃなくて誘いをかけて食わせて釣る、これが楽しいんだよなぁ。そして釣れたカイワリは刺身でよし、塩焼きでよし、ハナダイだって鯛飯にアクアパッツアにと色々と楽しめる。こんな釣りもしたいなと富士丸に電話してみた。
「ハナダイ・カイワリどうですか?」
「最近は釣れなくなったね。」
ありゃりゃ、最初からダメじゃん・・・。
「今ならマダイかなぁ、陽の高いうちはオキアミでハナダイ釣って、夕間詰めでマダイなんてのはどう?」
なるほど、話からカイワリは釣れてない。アミコマセでやらないでオキアミ使うということはウィリーもダメということかな?
ここはスイッチを切り替えて餌釣りを楽しもうと午後の部を予約した。
天気も申し分なく、暑さもマシなようです。
さすが、平日のお昼、港に釣り客は自分だけ、今日も贅沢な一人釣りを楽しめそうです。
ありゃ?船長の道具です。船長も釣るみたい。
船長「釣ってみるかなぁ、(船長なのに)一人だけ坊主だったりして・・・。(笑)」
こんなこと言ってますが、実は凄いんです。
今まで何度も大物をあげてるのを見させてもらいましたから・・・。(笑)
それも操船しながらヒョイヒョイ物で釣っちゃうんです。(笑)
反対側はどうやらもう一人お客さんが入ったようです。
普段空いている時に乗っているので忘れてしまいがちですが、これは乗合船。
挨拶を済ませていざ出発です。
船長が他船から聞いた情報だとワラサも釣れているとのこと。
ハナダイ・カイワリ用とマダイの仕掛けは持ってきたが、ワラサとなるとやや心配。
仕掛けが持つかなぁ・・・・。
ちなみにハナダイ・カイワリのオキアミ釣りでは6mの2本針か3本針を使用。
今回は最初2本針を使って針が小さすぎ、かかったハナダイを外すたびに針が曲がったので、やや大きく丈夫な3本針に変えました。
釣果は変わらなかったようです。
マダイは10mの一本針でした。
やってーの合図で投入、早速アタリが来ます。
ハナダイのアタリが一番多いのは指示棚より仕掛け分深く沈めて、棚まで誘いあげるときが一番多いようです。
ちょうどウィリーでしゃくりあげる時にコツンとくる感じ、あれと同じです。
この感覚だとしゃくり上げる長さが短いだけで、ウィリーとほとんど同じ感覚ですね。
もちろん、指示棚で待っている時も食ってくるときがあります。
これはウィリーではあまりない状況ですが、餌釣りらしい釣り方で楽しいですね。
結果的には誘いあげ7、待ち3くらいの比率だったでしょうか。
棚は65m前後、3回に1回位の割合でハナダイが釣れます。
10匹ほどハナダイが釣れた時、3時を回っていたので「そろそろ、マダイ?」と聞いてみたけど、まだだそうです。
この後4時頃までにハナダイを2匹追釣。
4時頃、マダイに変えますと船長のアナウンス。
ポイント移動し、40mの深さに仕掛けを投入。
自分はアタリがなく、船長が仕掛けを放り込んだのを何気に見ていました。
棚へしゃくりあげて待つ、ズドンと竿がしなります。
「え?おろしたばかりやん。」
見ていると、なかなか巻き上げられない、ドラグが滑りまくり・・・。
何度も引っ張られ、糸が出て行くが確実に引き寄せていきます。
そのうちヌオオオッと赤黒い巨体が上がってきました。
自分の危なっかしいタモ取りで船に取り込み。
いくつだろ? 自分の目見当では6kgといったところでしょうか。
思わず、「誰だぁ?坊主だったらどうしよう?なんてほざいてた奴は?」と心の中で叫んでしまいました。(口に出せない小心者)(笑)
これに比べてアタリもカスリもしない自分、3分経過したので、40mに下ろしていた仕掛けを高速リーリング。
途端に竿がガクガクッ、高速巻き上げのリールからPEが引きずり出されます。
「?????」
スイッチ入れた瞬間、魚が食った模様、かなり強引な引っ張りで持っていかれます。
なんとかしのいで上がってきたのはワラサでした。
情報にあった通り、ワラサもいるんだなぁ。
再び、投入、下ろしてほんの少し待ったら、ズドン、グイグイと引き込まれます。
でもワラサほどじゃない、深さもそんなに深くないのであっさりと上がってきたのは2kgクラスのマダイ。
やれやれ、船長ばかりに釣られたんではカッコつかない。(笑)
ズドン、今日はこの表現が多すぎですが、4時からはそれまでの釣りとは一変した世界になっています。
夕間詰め、これはすごいものです。
そんなこと思っていたら、また船長が・・・・。
5分ほど経って「タモ取りしましょか?」「いや、全然まだだよ。」
見てると電動リールはウィーンって言ってるのだけど、PEは色が変わらない。
ドラグが滑りまくりなのだ。
しばらくして上がってきたのはワラサ、自分の釣ったものより一回り大きいものでした。
船長が笑いながら電動リールに水をかけてる。
「(ドラグが摩擦熱で)熱くなって触れないわ、もう一匹釣れたら、リール壊れちゃうな。」
自分は心の中で「もう釣らんでええわ、リール壊れろ。」なんて思っていませんし、叫んでもいません。(笑)
結局、夕間詰めのゴールデンタイムはここまで、1時間半くらいの別世界を体験できました。
ワラサ1、マダイ1、ハナダイ12、カイワリ1、ウルメイワシ1が釣果でした。
よく遊びました。そして船長の底力、見せていただきました。(笑)
« 真夏のDH4は・・・・ | トップページ | なんだかなぁ・・・・・・ »
「釣行記」カテゴリの記事
- 電脳!?富士丸(2020.02.02)
- 年末のコマセ釣り さてマダイは? ワラサは?(2019.12.31)
- 船長で始まって船長で終わる?(2019.09.26)
- 真夏のDH4は・・・・(2019.08.09)
- まだまだ続く DH3 (ダブルヘッダー3)(2019.07.19)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
お疲れ様でした。
なんだ久しぶりにのぞいてみたら、美味しい事してますね?(笑)
富士丸、模様が良くなってきたので私も行きたいのですが、何せ他の誘惑が多すぎます。
えっと伊東のカイワリ・オニカサゴでしょ、大津のオオアジ・ワラサでしょ、白間津のシマアジもまだ釣ってないし、そろそろ福浦のアマダイも良さそうだし、、アカムツは1回行って3本取れたから今年はいいや(笑)。
でも正月のマダイは富士丸で確保しようかな?
日にちが決まりましたら連絡します。
お手すきでしたら、お付き合いください(笑)。
投稿: 腰痛持ち | 2019年10月 4日 (金) 16時06分
腰痛持ちさん、おはようございます。
ここのところパッとしない釣りが続いたのですが、今回は少し美味しい釣りを体験できました。
元々、長い仕掛けのマダイ釣りは苦手な釣りで、あまりやらなかったのですが、キロのつくマダイが釣れてからは面白さがわかり、楽しみとなりました。
今回の釣りではワラサも釣れましたが、最近は早朝一番にお土産用としてワラサポイントにつれて行く船が多くなってます。
確かに釣りたい魚はたくさんですね。(笑)
今の初島の釣りはウィリーよりオキアミ餌に軍配が上がりますが、針数を増やせばハナダイ、そして夕間詰めのマダイは1本針と2度美味しい上にワラサも釣れるという感じです。
今回はカイワリが1でしたが、日によっては数が上がっていますのでタイミングなのですかね。
機会ありましたらよろしくお願いします。
投稿: ume | 2019年10月 5日 (土) 03時02分