しばらく行かなかったのでダブルヘッダー釣り(笑)
2019/4/8
久しぶりの釣りに行ってきた。
今回はイサキとオニカサゴのダブルヘッダー、午前午後の釣り。
予報では少しぱらつくが風は1メートルと穏やかな感じだった。
家を出ようとすると雨がぱらつき始めた。ああ、こんなものかな、雨降っても・・・と思いながら港に着いたのだが、この頃にはかなり降っていてなんだか怪しい天気になってきた。
船長と準備をしていたら船長の友人らしき人がやってきて話し込んでいる。
この天気だと心折れるとか言っているから釣りに出るような話だ。
後で聞いたら職漁師でアブラボウズを狙いに行くそうだ。ポイントは初島南の1000メートル。あの辺なら外洋のような海だからそれは心折れるだろうなと聞いていた。
いざ出港となり、港を出たすぐの生簀まで来ると、風がピューーーーーッ、波がダッパァァァァァァーーーン。
網代港の出口の灯台へも行けず、とても出られる海ではなく待機状態。さすがの自分も舟べりでは危ないと思い、この時点で操舵している船長の裏側で雨宿り。
2〜30分様子見してそろそろと動き出す。
慎重に操船するも船はうねりで右に左に前後ろと大揺れ状態。
船酔いなどは今までに一回あったかどうかの自分だが、ほんのちょっとだけ酔い始めを感じてしまった。
真っ暗な海へ網代の灯台を過ぎて出て行く。
揺れは半端なく、こんなんで釣りになるんかいと不安がよぎる。
そのうち黒い波間に点滅ライトのついたブイが目に入った。
船長曰く定置網の海流調査用のブイだそうで、夜間は衝突防止ライトがついてるので探しながらここまで来たそうな。
やがてポイント到着、初島南の25mだ。もう一隻、釣りをしている。
こんな日にまぁよく来たもんだ。
釣りを開始するが雨風半端なく釣りにくいったらありゃしない。
特に前方斜め後ろから風が吹いてくるので、仕掛けが即絡んでしまう。
何回かこんがらかった糸を直して使ったが、最後は即交換とした。
それより何より高い船代払って、修行しているような寒さ。(笑)
何度か心折れそうになった。
特に問題だったのは腰まわり。
着ているカッパは漁師向けのようなものではなくワークマンの普通の上下カッパ。
そしてジャージが出っ腹で少し下がってしまうので、どうしてもお腹周りだけ衣類がシャツだけになってしまう。
上着のカッパが長いので寒風にさらけ出すわけではないが、腰の周りだけむっちゃ冷たいのだ。
時折、ジャージをあげたり、少しずつずり上がってくる上着を戻したりと防寒対策をする。
イサキ釣りなのでオキアミ餌だが、かじかんでなかなかつけられない。
小刻みに手が震える、(別にアル中ではない。)そんな手でオキアミをハリに刺していると、オキアミがさせた状態でぐちゃぐちゃ。(笑)
それでもなんとか棚まで落としてぽちぽちと釣り上げて行った。
イサキに混じってメジナの良い型が上がってくる。
おそらく少し上の棚なんだろう、タカベも混じって釣れてくる。
タカベは大好きな魚だ。
結局、このポイントではずっと雨風は強く吹いていた。
やがて網代側のポイントに移動、この頃になると雨は幾分かマシになり、東京側の空が薄明るくなってきた。
いつもなら、網代側、つまり西側から天気が変わっていくのだが、今回は真逆、どうやら低気圧が通過しようとしているので逆になっているのだろう。
イサキだが最初から釣れてたわけではなかった。指示棚より仕掛け分沈めて、棚まで持ち上げて待つのだが、何もこない。
船長も気にして「仕掛けは?」と聞いてくるので「6メートル」と答える。
そうすると船長は問題なしといった風に頷いている。
ここのイサキ釣りは仕掛けが6メートルが基本の二本針か三本針である。
なぜか3メートルのショート仕掛けは使わない。
おそらく昔からの真鯛釣りが基本になっているからと思われるが、ワラサなどでも6メートルの真鯛仕掛けを大きくしたものだし、メダイでも同じような二本針だ。
コマセも付け餌もオキアミでやるのでサニービシのL80号では調整が面倒で、ステン菅の80号が使いやすい。
ただしこのステン菅も加工が必要で上部の穴径を12mmから16mmに加工している。
ウィリーも使わない、おそらく低活性なのでオキアミがいいよという意味もあるかもしれない。
さて釣れないのはなんだろう?
風が強くて仕掛けが絡んでしまう、仕方がないので交換してみた。
たまたま出していた仕掛けは遠征五目のハガネ9サイズを親子サルカン6×7で繋いだもの。
これからチヌケン付き4号をD-ビーズLで繋いだものに交換してみた。
嘘のように魚がかかってくる。
なぜだろうと思ったが、よくよく考えてみるとハガネの針は太く、親子サルカンも金属で重いため餌が流れになじまないのかも。
チヌとD-ビーズは細い針だしビーズも樹脂なので軽いのだろう。
仕掛けの枝針を出すとき、通常は枝スを幹糸に結ぶ。
しかし、これだと平たい魚を釣り上げてくると回転することがあり、チリチリになってしまうことがあるので、親子サルカンを使うのだけど、やっぱ重さが問題か。
イサキのように浅いところの魚ならくるくる回っても大したことないので直結も選択肢なのかなぁ。
この後も強風に悩みながら釣っていたが、どうしても斜め後ろからの風で仕掛けが絡んでしまう。
何個かの仕掛けをダメにした時、偶然、試作の二本針を選択した。
なんとこれがすこぶる具合がいい。
針が三本から二本になっただけでこんなに絡まないのかと思うくらい絡まなくなった。
ダブルで釣れたのはー回のみなので、三本も針は要らないし、グチャグチャにならないなら二本針だわ。(笑)
結局、イサキ8匹、メジナ6匹、タカベ4匹の釣果だった。
午前の釣りは終了、一旦寄港して食事タイム。
午後はイサキから一転して底物。
メインはオニカサゴ、ウッカリカサゴ、アヤメカサゴなどを狙っての釣りだ。 イカタン、サバタン狙いのカモメ
実はこの手の釣りは最近全くやっていなかった。
底物大好きなのだが、カヤックでオニやらウッカリやらアヤメをたくさん釣っていたため、船で釣る気がしなかったのだ。
でもそんなこと言っていてもカヤックには乗らないし、実際沖へ出られるレポ13もすでに無いのでどうしようもない。
船長と釣り物で話した時、イサキもポツポツだし他の釣り物もパッとしないけど、底物ならまだマシかもと決まったのだ。
底物の仕掛けはカヤック時代のがいっぱいあった。(笑)
重りは80号、三本針でイカタン、サバタンと特餌のメザシ。
メザシ?って思われるかもしれないけど、実際これがいいんです。カヤック時代に友人から教わったのだけど釣れるのです。
それと生イワシは持ちが悪いけど、メザシは口の下から頭の固いところを突き刺すと、まず取れないし、身も半乾燥状態なので持ちがいい、そして独特の匂い、見た人は「これでは釣れないだろう?」って皆さんおっしゃるが良いんです。(笑)
ワンパック100円くらいで売ってるし、10もあれば他の餌と併用なので十分。
まずは60メートルからの釣り、底ダチとって少し巻き上げて待つ、グングンビビビッと良い当たり。上がってきたのは40弱くらいのオニカサゴ。正式名称はイズカサゴ、この魚、長寿の魚で10年くらいまでは早く成長するらしいが、30年くらいからは成長が止まるらしい。
34センチで42歳という記録があるようなので、これだと45歳以上でしょう。
って、俺が二十歳の時に生まれたんかい?
この後も30センチくらいのイズカサゴを釣った。
いずれも長く生きてきた魚なんだなぁと感心。
2匹とも食ったのは特餌だった。
その後15〜20cmのイズカサゴを2匹釣るがまだ将来のある魚、食べるには身が少なすぎるので笑ってリリース。
生き延びれば自分がこの世からいなくなった頃、誰かの食卓で喜ばれるかも。(笑)
その後小さいアヤメカサゴ2匹、ムシカレイ1匹を釣る。
アヤメはリリースしたかったけど胃袋飛び出してるので持ち帰りとなりました。
いやぁ、1日よく遊びました。帰る頃には静かな海に戻ってた。
今日の潮汐
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コメント
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お疲れ様でした。
富士丸ですよね?
次の次あたり(4/26金)、コマセ五目(カイワリ、ハナダイ)で出ようかと思ってますが、良くないんですか?
イサキは南房で沢山釣れたから、もういいです(笑)。
今年伊東ではまだカイワリが良くないので、富士丸で、、と思ってます。
うーむ、とりあえず行ってみるか?(笑)
投稿: 腰痛持ち | 2019年4月15日 (月) 15時53分
腰痛持ちさん、こんにちわ。
そうです、富士丸ですよ。(笑)
平日行こうとすると富士丸がワカメで忙しく休んでいたり、休んでいないと荒れてたり、どちらも揃うと家内の用事で動けなかったりと、延び延びになっていました。(笑)
別にやめてたわけでもないけど、寒いから、まっ、いいかなんて感じでしたね。
カイワリ、ハナダイですが二月か三月にちらっと釣れてましたが、それっきりですね。ただ水弘丸などでは釣っているので釣れないわけではないようですが、渋々になるのではないでしょうか?
自分もウィリーじゃないオキアミでと思ったのですが、船長の話では芳しくなかったのでイサキにしました。
どちらかというとイサキより、オニカサゴに気合い入れてたのだけど、入れた割には貧果でしたね。
もう少しすると良くなるかもしれません。
自分も次の釣り物を何にしようかなと思っているくらいで、誰もメダイ釣らないし、撃沈間違いないからなと思案中です。
ダメならやっぱ底物にしちゃおかな?(笑)
投稿: ume | 2019年4月15日 (月) 17時34分
イサキのサイズが良いですね!
脂有りそうで覗き込んでしまいました(笑)
水深25m?
指示棚より上はメジナ?
下ならば…チカメキントキ…そんな上手くは行かないですかね(笑)?
それにしても、いくらでも日を選べそうなのに、選りに選って修行日を選ぶとはメダイ大王は嵐を呼ぶ男ですね(笑)
メザシですが私も、以前、umeさんに教えて頂きカタクチイワシを見つけると使っております。
良いですよね!
針持ち良くて、適当に臭くて!
冷凍していない生の鯵やイワシ、ワカサギと遜色なく釣れます。
一番良くないのが生からの冷凍鯵や冷凍イワシで、水分が抜かれずに冷凍されているため、水分膨張で細胞破壊されていて針がけすると頭付近から切れやすいです。
一夜干しの半生か、ベタ塩で水分を飛ばしたものが使いやすいので最近は色々試しております。
塩をアミノソルトにしたりするとネットリして面白いです(笑)
メダイ、カイワリ、イサキ、ハナダイ、底物の組み合わせでしたら土日ならば参戦したいです。
日が合えばお誘い、お待ちしておりますm(_ _)m
投稿: AP | 2019年4月17日 (水) 23時46分
APさん、こんにちわ。
なかなかこんな日を、しかも前日予約で当てる奴はなかなかいませんよ。(笑)
船長も私もですが不思議がる天気でした。イサキのご機嫌は良かったのだと思います。ただ、仕掛け違いで手間取ったり、雨風でもてあそばれたりでこんな結果なんだろうなと思ってます。
型のいいイサキはやはりうまいですね。刺身、塩焼きと楽しみました。しかし、メジナは身が柔らかく、大きなメジナも捌くとフンニャリ、なんだかいつもと違うメジナでした。
もともとはイサキよりオニカサゴに期待してたのです。ウッカリなども楽しみにしてたのですがなぜか不調。まあまあの型は二匹のみでした。でも久しぶりの底物は楽しかったです。メザシても釣れたしね。(笑)休日はなかなか行かない定年爺ですが、機会ありましたら又行きましょう。
投稿: ume | 2019年4月18日 (木) 11時36分
追伸です(笑)。
↑で4/26辺りで富士丸と書きましたが、昨日伊東でカイワリとハナダイ、マダイをたんまり釣ってしまったので、予約はしないことにします(笑)。
次の富士丸はメダイにします。
もしウメさんがメダイに行かれる場合は私の携帯ににメールいただければ幸いです。
予定が合えばぜひご一緒させてください。
よろしくお願い致します(笑)。
投稿: 腰痛持ち | 2019年4月19日 (金) 11時32分
腰痛持ちさん、おはようございます。
見ちゃいましたよ、オーシャン釣り具の釣果。
ダメですヨーーー、カイワリ子供いじめちゃ、おっきなのが初島で釣れなくなるやん。(笑)
見事な釣果でした、おめでとうございます。
まぁ、これだけ釣れれば行きたいなんて言わないわなぁ・・・・。
メダイは今の所話が出てこないですね。
やるとすれば人柱覚悟で突入しかないですが、この時は腰痛持ちさんは呼べないなと思います。
誰かが釣れて間髪入れずに行くなら、お声がけしても良さそうです。
ただそんな人柱覚悟の危篤な人が現れるか、そして釣れるかが問題ですね。(笑)
こちらも様子を見ておきます。
投稿: ume | 2019年4月20日 (土) 03時59分