釣りに行かない釣り?
2018/9/24 ほぼ月一でのK君との手漕ぎボート釣りをやっている。
最初はキス釣り、二回目はブイに係留してのコマセ釣り、これが結構受けたので三回目もブイ係留コマセ釣りだった。
K君の釣りの経験は防波堤からの穴釣りの経験はあったものの、手漕ぎを使った釣りは初めてで、おそらく磯釣りなどもしたことがない本当の初心者だった。
見ていると、最初から手漕ぎの釣りをすんなりできたわけではなく、いろんな経験をしてきている。
最初のキス釣りでは手漕ぎボートの操船から学ばなければならず、これはちょっとドキドキしたかもしれない。 何せいきなり港から「行ってらっしゃーい。」とスロープから押し出されるのである。誰も助けてくれないし、とりあえず港から出なければいけない。そして船を流しながらの釣り。ぎこちなく行ったり来たりでやがて操船を覚えていく。でも覚えた頃に船酔い・・・。いろんなことを経験して、それでも嫌にならず、次も行こうと思った頃から釣り師の誕生だ。
二回目はコマセ釣り、網代のコマセ釣りにロングハリスは欠かせない。真鯛が食ったりイトヨリが来たりと、6mの仕掛けの先端に嬉しい魚が飛びついてくる。(6mがロングハリスではないとの見方もありますが、初心者にとっては超ロングハリスです。)狭いボートの中、ロングハリスの処理が悪いと途端にパズルのはじまり。ハリス解きに魚を釣る余裕はどっかに飛んで行ってしまいます。
三回目もコマセ釣りなのだが、さすがにロングハリスの裁きも板についてきた。じゃあ二本竿で大物狙いもやってみようと思っていたのだが、竿を忘れてかなわなかった。今回は大物竿でのコマセ釣りとなっていたが、できることなら魚種に合わせて竿を選択し、小物は小物竿で引きを楽しみ、大物はそれ用の竿で楽しむ。魚の引きを楽しむことこそ釣りの醍醐味かもしれない。
今回は四回目の釣り、K君は意欲満々、さて何を釣ろうかとなった時、このシーズンはアオリの新子が出る季節。一年で一番釣りやすい時期なので、うまくすれば釣れるかも。でも1日餌木をしゃくっているのも辛いものがある。他に何かないかなと思ったらカサゴ釣りが浮かんできた。釣り場もほとんど変わらない。よしこれで行こうと決定した。
釣り方でかなり悩んだ・・・。アオリだけなら手漕ぎでもOKだが、カサゴは根の魚。岩礁際を攻めるため、後ろ向きに漕ぐ手漕ぎはちょっと難しい。オールも二本両手で扱うので、釣りをしながら操船するのを初心者に期待するのは事故の元だ。
そこで考えたのがカヤック釣り。これなら常にパドルを膝に置いて釣りが可能。前方向いて操船するので、岩礁地帯が近づいてもサッと逃げることができる。
長くなったが、今回のK君との釣り、彼が釣りに行くのを自分がサポートする、自らは竿を出さない釣りとなった。(笑)
天候も風も問題なし、そして風向きも陸側へ吹く風だ。
長浜の防波堤、台風12号の高波で柵が押し曲げられています。
歩道の分厚いブロックも引き剥がされている。
富士丸もここで係留していて手摺部分が壊されていたけど、柵とブロックの状況からもその力の大きさにびっくりします。
初めてのカヤック、まずは長浜湾内での試し乗り、フル装備での練習だけど、乗った瞬間「わっ。」(笑)
乗るまでわからないのだけど、カヤックに乗って浮いた瞬間、海面の近さとその安定感に驚いたのかな?
海面を座った状態で移動できる、新感覚に驚いたのかもしれません。
もう少し練習させたかったけど、一周したら出て行っちゃった。(笑)
おそらく、これなら大丈夫と分かったので、出て行ったのでしょう。
いきなりエギングやってるけど、オーーイ、ポイントじゃぁねーぞーー。(笑)
しばらくするとエギング終わって岩礁地帯へ。
カサゴ釣りを始めた模様。
カサゴ釣りは根を釣れという位、厳しい岩礁地帯を攻める釣りです。
当然仕掛けが、引っかかる確率も高く、仕掛けとオモリは十分すぎるくらい用意する必要があります。
今回仕掛けは胴突きが14、ブラクリが5位。オモリも10個ほど用意。
この辺りで何時間も頑張っているところを見ると釣れているようです。
仕掛けが引っかかった時の対応、一般的にはギューッと引っ張るだけでは外れることはありません。よくやる手はギューッと引っ張った後、急にテンションを緩めてやるとスッと外れることが多い。
カヤックだと更に奥の手があって、引っ張って外れない方向と逆の方向へ漕いで行き、引っ張ると外れる。それでもダメならギューッと引っ張ってフッと緩める行為をすれば外れることもあります。引っかかった時の半分以上はこれで外せるでしょう。
また大事なことは引っかかりは竿で煽って外そうとしないことです。
地球を釣っているので無理にやると簡単に竿の穂先は折れてしまいます。
外す時は道糸を手で掴んで上記のやり取りで外しましょう。
約五時間後かな、帰ってきました。
大物カサゴ三兄弟?(笑)
合計十三匹、まずまずの釣果。
結局アオリはやらなかったようです。
煮付け、唐揚げとあっという間に無くなったとか・・・・。(笑)
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コメント
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こんばんは!
そのカヤックに2年前に乗るはずだったのに…(^_^;)
胴が太いだけに安定感抜群、前輪駆動?しかもカヤックだから旋回性能もボートよりも良いでしょうね。
竿が3本以上出せないのが唯一の弱点でしょうか?
ところで、満月の道、そのままボイントへ繋がってますね。
定置網が無ければ私も流したい場所です。
岩礁帯と砂地、砂底が入り交じる面白い場所で、5m位ごとに底質と魚が変わるので、風向きが良ければ、色々試したい場所です。
100mロープでアンカリングしてロープの出し入れで精密爆撃したいと思います。
その前に富士丸のコマセ五目、やっつけたいですね。
HP見て、涎が出てきました(笑)!
行きませんか?
投稿: AP | 2018年10月 1日 (月) 18時47分
APさん、こんばんわ。
そういえば、APさんが乗る筈だったカヤックでしたね。かなり前になるなぁ・・。(笑)
あの頃は、足漕ぎカヤックもあったので一緒に出れましたね。今ではあんなに重いカヤックを上げ下ろしする力がありません。(笑)
今回のカヤックはショートタイプなので旋回性能はいいものの、直進性とスピードはイマイチですね。でも近場の岩礁帯でホバリングしながらのかさご釣りならうってつけです。
しかし2本はともかく、3本竿は無理でしょ? (笑)
網代湾、場所によっては岩礁帯、そして砂地、はたまた砂泥底と変化が多い地形ですが、魚もいろいろいますね。
100mロープのアンカリングはすごいと思いますが、それを運んでくる努力にも頭が下がります、
風と波に気をつけて頑張ってください。
富士丸のメダイやハナダイ・カイワリ、また、のりべんさんや、腰痛持ちさん、芋焼酎さんや、Ananさんたちと一緒に行きましょう。
投稿: ume | 2018年10月 1日 (月) 21時26分